「ゼツメツキグシュノオト」は、この地球上でまさに絶滅していこうとしている動物たちに心を寄せて書いたピアノ曲集で、ポエム付きのイラストを描いてくださった音の臺所(茂木淳子)さんとのコラボ作品です。
この曲集を気に入ってくださったクラリネット奏者の緒形真依子さんが、これをクラリネット五重奏で演奏する企畫を立ち上げ、中村匡壽さんが編曲を擔當してくださいました。
クラリネットの深みのある、しかしクリアな音色が、動物たちの悲しみではなく、生きる力や明日への希望、可愛さ、けなげさを伝えてくれています。
演奏してくださるみなさんが、作品のメッセージを語り合い、咀嚼しあい、その上で、互いのメロディやハーモニーを楽しんでくだされば、きっとその想いが聴衆へと伝わって、濃密なひとときを共有できると思います。
チャーミングな動物たちと同じ星で同じ時代を生きている、そんな喜びを分かち合っていただけたら嬉しいです。
(春畑セロリ)
この作品はクラリネットアンサンブル『Lampi』の緒形真依子氏による依頼で編曲しました。一息に全編曲を仕上げるほどに春畑セロリ氏による原曲のコンセプトと音楽の魅力に大変共感を覚えました。それぞれの生き物のキャラクターに合わせて音楽標語が添えてあり、表現の手引きとなっているので是非それらを味わいながら演奏してみてください。音楽はあくまでも人間のためのものであって、直接的に動物を癒したり救ったりすることは出來ないかもしれませんが、音楽を通して世界を知ったり関わろうとする態度こそが音楽自身と世界を確実に豊かにするのだと信じています。この編曲作品によって、ピアニストのみならず管楽器を愛好する人など、より多くの人がゼツメツキグシュノオトに耳をすまし、愛すべき彼らに想いを馳せていただけたら幸いです。この度の出版に際し編曲を快諾いただいた春畑セロリ氏と音楽之友社様、ブレーン株式會社の皆様、Lampiの皆様に心より深謝致します。
(中村匡壽)




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