《北方的鳥》是2014年應Rocket Music委託創作的。
之前去北海道旅遊的時候,就被大自然的壯麗所吸引,同時也有機會體驗了北海道豐富的自然、人與動物和諧共處的歷史。
與日本在明治初期向近代國家轉型的同時,北海道由於與鄰國的關係和資源富裕等原因,在短時間內被清除了山野,人口增加了。那段時間,許多原住民阿伊努人被迫背井離鄉,囚犯被迫從事苦力勞動,比如修建鐵路、隧道,連接廣闊的土地,在惡劣的自然條件下生活困難重重。
無從知曉,古往今來繼續飛翔在北方大地天空的鳥兒,是如何看到人類與大地的種種變化、人與人之間的矛盾、悲歡離合。我一邊想像接受他們並改變其形狀的土地,以及從天空觀看他們的鳥兒,一邊創作這部作品。
考慮到最近人數較少的樂團數量增加,可給 7 人到大約 30 人的樂團,即使人數少或平衡不平衡,聲音會在一定程度上穩定。
打擊樂部分的編寫使其至少可以由一個人演奏。如果只有一個打擊樂器,可以同時演奏Perc.2聲部和Perc.3底鼓聲部(用腳踏板演奏鼓組的底鼓)。如果有兩個打擊樂手,最好像上面那樣演奏 Timp. 聲部和 Perc.2 聲部。(広瀨勇仁)
「北の鳥たち」は2014年、株式会社ロケットミュージック(旧エイトカンパニィ)の依頼を受けて作曲しました。
私が以前北海道を訪れた際、その大自然の雄大さに心を奪われると同時に、豊かな自然と人間、動物が調和し共存する北海道の歴史に触れる機会がありました。
明治初期に日本が近代国家の道を歩むのと並行して、隣国との関係や国を豊かにするなどの理由から、北海道では短期間の間に山や野原が切り開かれ、本土から移住する人々が増えていきました。その間、先住民のアイヌ民族の多くが土地を追われ、広大な土地を結ぶ鉄道やトンネルの建設などの重労働が囚人たち等に課せられる一方で、理想郷を求めて移住した開拓民たち自身も、厳しい自然条件の中で多くの困難を伴いながら生活を営んできました。
昔も今も変わらず北の大地の空を飛び続ける鳥たちが、人間たちや大地の様々な移ろいをどの様に見てきたのか、知る由もありませんが、人間同士の争いや悲喜こもごものドラマ、それらすべてを受け入れ、形を変えていく大地と、更にそれらを空から見つめる鳥たち、などを想像しながらこの作品を作曲しました。
近年少人数のバンドが増えている状況を踏まえ、この作品では最小7人の少人数から30人程度の中編成まで、少ない人数やバランスに偏りがある場合でも、ある程度安定した響きとなるように書いてあります。
打楽器パートは最小1人で演奏出来る様に書かれてあります。打楽器が1人の場合、Perc.2のパートを演奏しながら、同時にPerc.3のバスドラムのパートを演奏する事が可能です(フットペダルを使ってドラムセットのバスドラムを演奏する)。打楽器が2人の場合は、Timp.のパートと、上記の様にPerc.2のパートを演奏すると良いでしょう。(広瀬勇人)
木管樂器
銅管樂器
打擊樂器
*Flute (2) (Opt.)
*Piccolo (Opt.)
*Oboe (Opt.)
*Bassoon (Opt.)
Bb Clarinet 1 (2)
*Bb Clarinet 2 (2) (Opt.)
*Bb Bass Clarinet (Opt.)
Eb Alto Saxophone
*Bb Tenor Saxophone (Opt.)
*Eb Baritone Saxophone (Opt.)
Bb Trumpet 1 (2)
*Bb Trumpet 2 (2)
F Horns 1
*F Horns 2 (Opt.)
Trombone 1
*Trombone 2 (Opt.)
*Euphonium (Opt.)
Tuba
*String Bass (Opt.)
*Percussion 1 (Opt.)
・Timpani
・Bass Drum
Percussion 2
・Suspended Cymbal
・Low Tom
・Hi Hat
・Snare Drum
・Triangle
・Crash Cymbals
*Percussion 3 (Opt.)
・Bass Drum
・Xylophone
・Triangle
・Marimba
・Glockenspiel
・Tam-Tam