スコットランドまたはアイルランドの民謡を掛けあわせた、あるいは19世紀に南部アメリカで生まれたなど諸説があり、作曲者は不詳。作詞は、イギリスの牧師ジョン・ニュートン(1772年)。タイトルにあるGrace(グレース)とは恩寵、神の恵みという意味で、素晴らしき神の恵みとその愛に対して感謝を捧げた、美しい賛美歌です。特にアメリカでは最も慕われ愛唱されている曲のひとつで、2015年6月、当時のオバマ米大統領が、チャールストンの黒人教会での銃乱射事件で死亡した牧師、ピンクニー氏の葬儀に参列し、追悼演説の中で歌った賛美歌も、この「アメージング・グレース」でした。