三十年過去了,雖然我很遺憾應該有更適合的方式來寫它,但我現在卻懷念當年的熱情挑戰。現在想想,這張樂譜可以說是我編曲的根源。 為了配合東京單簧管樂團的組成,中音單簧管和巴塞特圓號最初是一起使用的(B♭單簧管為三聲部),但出版後,B♭單簧管被製成四聲部和低音聲部去掉了。構圖的改變使得它更容易使用,但不幸的是,適合這部作品的陰鬱基調已經褪色。 (森田和宏)
全257小節、演奏に約15分を要する「シャコンヌ」は、周知のとおり《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 二短調》の第5楽章にあたる。単曲でも広く知られ、古くからさまざまな楽器のために編曲が試みられてきた。ブゾーニやブラームスによるビアノ編曲、シューマンによるピアノ伴奏の敷衍、セゴビアによるギター編曲、ストコフスキーによる管弦楽編曲などがあり、それらを可能な限り勉強したうえでの編曲であった。
あれから30年が経過し、もっと適切な書きかたがあるはずだと反省する点もあるが、今は当時の熱心なチャレンジが懐かしい。思えば、私の編曲のルーツといってもよい楽譜なのである。
東京クラリネット・アンサンブルの編成に合わせ、当初はアルト・クラリネットとバセット・ホルンを併用していたが(B♭クラリネットは3パート)、出版に際してB♭クラリネットを4パートとし、バセット・パートを取り払った。編成変更によって使い勝手はよくなったが、この作品に似合っていた渋い音色は残念ながら薄れてしまった。(森田一浩)