タイトルはラテン語で、月表面のクレーターの少ない平原部分「月の海」を意味します。地球から見るとあたかも本当に海が存在するよう。もし本当に海や湖があったなら、そこにはどんな景色が広がっているのでしょうかと問う作曲者。月の海は大きさによって「海」「大洋」「湖」「入江」「沼」に分けられ、それぞれいくつかの地名がつけられています。この作品はそれらにそって名付けられた短い4曲からなる小組曲です。
楽器の組み合わせは自由ですが、音量のバランスには十分に配慮してください。木管アンサンブル(Fl., Ob., Cl.)、金管アンサンブル(Trp., Hrn., Trb.)、Cl.アンサンブル(Cl., Cl., B.Cl.)、Sax.アンサンブル(A.Sax., T.Sax., B.Sax.)を基本に考えると良いでしょう。