レスピーギの代表作とも言える「ローマ三部作」の最後の作品で、1928年に完成しました。交響詩と名付けられている通り、単一楽章で切れ目なく演奏されますが、作曲者自身によって4つの部分に分けられており、それぞれ「I. チルチェンセス」「II. 五十年祭」「III. 十月祭」「IV. 主顕祭」と標題が付けられています。ローマ三部作の中でも最も大きな編成で書かれており、特に打楽器は最大10名の奏者が必要な作品となっています。
【アレンジャーより】
コンクールでは大きく分けて2種類のカット方法が見受けられますが、この編曲では特に人気のあるIとIVの組み合わせを採用しました。
原曲はバンダを含む大編成であり、特に打楽器を非常に多く使いますが、雰囲気を損なわないよう注意を払いながら、30人以下でも演奏できるようギリギリまで削り込みました。小音符で書かれた音は、楽器がない場合だけでなく、音量が足りない場合の補強等にも活用してください。
オプション楽器の中では、ピアノの重要度は低いですが、EsCl.は是非入れることをお勧めします。