この作品初演後、師の石桁真禮生先生から「大家がビールを飲みながら一気に書いたような曲」との評をいただいたのを覚えています。真意を摑みかねて困惑する私の顔を覗き込みながら「これはすごい褒め言葉なんだよ」とおっしゃったことも…。
時は大きく流れて2008年、ムジカ・アルブルという団體が私の作品展を企畫してくださった折、この曲の存在を思い出してプログラムに加えてもらいました。久しぶりに聴いた「アンダンテとカプリチオ」はオーソドックスな作風に真っすぐな情熱が気持ちよく流れ出していて、我が曲ながらとても新鮮でした。20代ならではの若いエネルギーに溢れたこの曲をきちんと楽譜として殘しておきたい、きっと演奏者の皆さんにも共感を持って受け入れてもらえるのではないかと思いました。
作品の雰囲気をこわさないように気をつけながら、構成面に少し手を加えてカットしたり補強したりしましたので、今回は改訂版ということになります。




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