2012年にヴィーヴ!サクソフォーン・クヮルテットからの委嘱で作曲。
タイトルの「アリオーソとトッカータ」は、アリオーソ部とトッカータ部に分かれる作品、ととらえるよりは「歌うような(表情豊かな)アプローチと技巧的なパッセージが含まれる作品」という作曲のコンセプトを表したもの、と考えて下さい。
演奏する上では、表情豊かに歌う部分とリズミックに決然と主張する部分、このふたつのコントラストをはっきりと付けるようにすると良いでしょう。特に、Allegro vivaceに入ってからの、個々の積極的なアプローチを期待しています。