金沢サクソフォンアンサンブルの委嘱により作曲、2001年11月4日金沢市アートホールにおける同アンサンブル第13回定期演奏会で初演されました。
「冬の記憶」という副題を持つこの曲は、私自身のごく私的な印象を音に綴ったもので、
I.「パサージュ」(冬の散歩道)
II.「山の夕暮れ」
III.人生の新しいスタートを切った友人へのささやかな贈り物である「ワルツ」
IV.雪の中ポツンと咲いている一輪の「花」
V.春を待ち焦がれる花の「ダンス」
という5つの小品からなっています。
寒い冬の日に出会った情景から感じた暖かさや優しさを感じとっていただければ本望です。