這部單簧管四重奏改編自千葉縣綜合樂隊 Ensemble Ichikawa 的單簧管四重奏(Cl.1 石井理惠、Cl.2 高橋澄惠、Cl.3 吉田直、B.Cl. 難波壽枝)。改編並在千葉縣2007年12月16日省合唱比賽首演。
在表演中,我想表現出皮亞佐拉特有的熱情和緊張的音樂世界。開頭的同音容易使演奏單調,所以在略顯流行的演奏中通過銳利地切斷尾音,可以明確節奏感,使演奏更有活力。中間部分第一段和第二段的相互作用,不要太糾結於樂譜的音值,像對話一樣彈奏。我希望第 103 小節的華彩樂段演奏得非常出色且技術嫻熟。
アルゼンチンを代表する音楽家、アストル・ピアソラ(Astor Piazzola 1921-1992)は、世界で最も有名なタンゴの作曲家でありバンドネオン奏者であるといえるでしょう。ピアソラは幼少期のニューヨーク滞在やパリ留学の影響もあって、古典的なアルゼンチン・タンゴにクラシックやジャズの要素を融合させた独自の音楽世界を創り上げました。この作品は1960年代の半ばに書かれたもので、タイトルの「革命家」とは”タンゴの革命家”と呼ばれたピアソラ自身のことを指しているとも、また、キューバ革命の指導者チェ・ゲバラを表しているともいわれています。
このクラリネット4重奏の編曲は、千葉県の一般バンド、アンサンブル・市川のクラリネット4重奏(Cl.1 石井理恵、Cl.2 高橋澄恵、Cl.3 吉田直、B.Cl. 難波寿枝)の委嘱により編曲したもので、2007年12月16日に行われた千葉県アンサンブルコンテストにおいて初演されました。
演奏にあたっては、ピアソラらしい熱く緊張感のある音楽世界を表出して欲しいと思います。冒頭のユニゾンは、演奏が単調になってしまいがちですので、音の終わりを鋭く断ち切るややポップス的な演奏をすることにより、リズム感をはっきりさせ、よりエネルギッシュな演奏にすることができるでしょう。中間部の1stと2ndの掛け合いは、楽譜の音価に捕らわれすぎず、対話するように演奏してください。103小節目のカデンツァは、技巧的に華やかに演奏して欲しいと思います。