作品的整體結構由三個樂章組成,融合了現代技術和阿拉伯音階。一開始,各樂器的獨奏演奏出緊張的歌曲和旋律,為後面發生的事情埋下了伏筆。在中間部分,歌曲的方向變得清晰。下半場,不只樂器的聲音,還有腳步的節奏,都表達了強烈的情感。民族舞蹈和各樂器音調交織所產生的巨大起伏,直到最後都不會停滯不前,將擄獲聽眾的心。在修改時,我們考慮了薩克斯風演奏時的指法,重新審視了配器,並將其重構為新版本。除此之外,還有一段還帶有一些附加內容的旋律。 我希望這首充滿薩克斯風特有的透明度、張力、氛圍等魅力的作品能夠作為薩克斯風合奏的新曲目被更多人演奏。
2018年にクラリネット3重奏版を作曲、2020年に木管3重奏版と合わせて2作品をブレーン株式会社から出版しました。このサクソフォーン4重奏版は、石川県・白山市立北星中学校吹奏楽部からの委嘱により2020年に改訂したものです。
楽曲全体の構造は、現代的な手法とアラビア音階を取り入れた3つの楽章から成ります。冒頭は各楽器のソロにより緊張感のある歌、旋律が奏でられ、以降の展開を予感させます。中間部では、曲の方向性が明瞭に定まります。後半では、楽器の音だけでなく、フットスタンプ(足踏み)によるリズムが強いエモーションを表現します。土俗的な舞踊、そして最後まで失速することなく各楽器の音色が絡み合い生み出される大きなうねりが、聴く人の心を掴むでしょう。 改訂にあたり、サクソフォーンで演奏する際のフィンガリングを考慮しながらオーケストレーションを見直し、新たなバージョンとして再構築しました。これに伴い、一部加筆された旋律があります。
透明感、緊張感、空気感など、サクソフォーンならではの魅力が詰まったこの作品が、サクソフォーンアンサンブルの新たなレパートリーとして、多くの方に演奏されることを願っています。