我還想談一些演奏技巧。
寫成「harm.」的滑奏是一種以指定音符為基音追蹤一系列自然泛音的滑奏(和聲滑奏),與正常的滑奏分開書寫。
另外,關於中間寫的“適度”和“快速”,這些說明僅供參考哇音靜音器的開啟/關閉速度。如果部件之間指定相同的速度,則無需統一速度感,而是透過創建「移位」來創建獨特的聲音。
對於快節奏的部分,最好使用清晰、紮實的發音,而對於中間的部分,想像一下「輕柔的餘韻」或輕柔的漸變。
最後,感謝石黑佑佐、三之輪愛郎、和田美鈴、宮本綾奈、中村貴、井上夏美、熊坂渚在第44屆全日本重奏比賽中的精彩表演,藉此機會感謝八位人,包括前田和先生和先生。
東海大学菅生高等学校吹奏楽部さんの委嘱で、「ビスマス・サイケデリアⅠ」の続編として作曲しました。今作は前作の「Ⅰ」と共通する要素をそなえつつも、同音連打とグリッサンドについてより積極的に踏み込んでいます。そうすることで、ビスマスのメタリックな色彩や、規則と不規則が交錯するグロテスクな印象に迫ろうと考えたのです。
いくつかの奏法についても触れておきたいと思います。
「harm.」と書かれたグリッサンドは、指定された音を基音とする自然倍音列をなぞるグリッサンド(ハーモニクス・グリッサンド)で、通常のものと分けて書いています。
また、中間部に書かれている「moderately」と「fast」については、Wah-wah muteにおける開閉操作の速さの目安として指示しています。パート間で同じスピードが指示されている場合は、そのスピード感を統一する必要はなく、むしろ「ずれ」を生じさせることで特異な音響を作り出してください。
テンポの速い部分では輪郭のはっきりとしたソリッドな発音を、中間部では反対に「光のたゆたい」や、淡いグラデーションなどをイメージすると良いでしょう。
最後になりますが、第44回全日本アンサンブルコンテストで素晴らしい演奏を披露してくださった石黒友彩さん、箕輪愛瑚さん、和田美鈴さん、宮本彩那さん、中村隆聖さん、井上夏美さん、熊坂 渚さん、前田 和さんの8人にこの場を借りて感謝を申し上げます。