キューバ出身で、のちに“マンボ・キング”と呼ばれたペレス・プラードが、“ルンバ”にジャズの要素を取り入れた“マンボ”を積極的に演奏し始めたのは1940年代。しかし、キューバ国内では受け入れられず、メキシコシティに移住、ペレス・プラード楽団を結成しました。アメリカのレコード会社と契約し、1949年に発表したこの「マンボNo.5」が大ヒット、北米にマンボブームを巻き起こします。マンボのインストゥルメンタル作品としては最も有名な曲のひとつです。1999年、ドイツ人のルー・ベガがリメイクしたバージョンが、ヨーロッパ中のヒットチャートで1位を獲得(アメリカでも3位を記録)、世界中で大ヒットしました。