第三首歌《Furizakura》中出現的「bisbigliando trill」是所謂的「alternate Finger trill」。
顫音是透過用兩種不同的指法交替使用相同的音高來製作的,但如果音高不完全相同,而是微音波動,則更好。
而且,顫音的速度可以很慢,也可以很困難,而且不需要標準化演奏者之間的擺動速度。
陸上自衛隊中央音楽隊委嘱作品。
2016年Midwest Clinicにて初演。
「秋・冬・春・夏」の順に、日本の4つの季節を題材とした組曲。各曲ともに「降る」というテーマで描かれており、それぞれにおいてその季節に象徴的なものが降ってゆく。
曲は数種類の日本の旋法が用いられ、時に日本人に馴染みのある旋律も潜まれている。
第3曲「降桜」の随所にある「bisbigliando trill」は、いわゆる「替指トリル」のこと。
同じ音程を異なる2つの指使いで交互に出すトリルだが、音程は全く同じではなく微分音的に揺れているくらいのほうが好ましい。
また、トリルのスピードは難しければ遅くても構わず、奏者間で揺れるスピードを統一する必要もない。