数多くのアニメーション映画の名作を残した、ウォルト・ディズニー。同時にその音楽もまた非常に優れたもので、多数のヒット曲を生み出している。「星に願いを」は「ピノキオ」の中の挿入曲で、ゆったりと流れるメロディーとハーモニーは文字通り聴き手を夢心地にさせてくれる。基本的にはSlow16ビートの伴奏に導かれてメインテーマが流れる、というスタイルで出来ていますが、編曲者の愛用する、リズム破壊的な要素が独特の雰囲気をかもし出しています。途中3拍子に変わるところも、この編曲者のよく用いる手法の一つ。演奏にあたっては、テンポを決してあせらないで、リズムを刻むことが肝要でしょう。