アンサンブルコンテストの審査で何度出会ったことか。叙情的であり、ユーモラスでもあり、軽快で躍動感溢れる旋律とリズムも印象深く、洗練され都会的な雰囲気をも兼ね備えたこの曲を聴くたびにMANは三浦真理の優美な世界に魅了されていた。
「この曲オーボエでやってみたいなぁ」と常々思っていたが、オーボエは「銀の笛」ではないし、やっぱりフルート4重奏に最適な作品なんだとあきらめていたら、ある日、「あれ!?サクソフォーン4重奏版はあるの?」。早速聴いてみたら「サックスでもいけるじゃないの~!」、銀の笛ならぬ「金の鯱鉾」もなかなか素敵なサウンドで雰囲気もバッチリ。「コレはひょっとして…」。程なくして木管5重奏版の企画が立ち上がり、「やった~!オーボエでこの憧れの曲ができるぞ!」と小躍り。しかもこの紹介解説文まで書いてしまうという快挙!!
基本は木管5重奏だけど、色々な楽器の組み合わせで演奏できるフレックスバージョン。定番木5編成だけでなく様々な編成で多彩なサウンドを楽しんでね。